備考・中学と高校の間で情報交換が比較的スムーズにできる環境にあったため、中学3年生から高校に1年ほどかけて配慮の必要を伝えていた。合格発表後に、高校側から声をかけられ、配慮の話し合いが持たれた。小学校１年から中学３年までは配慮の態勢が整わず、ほとんど登校したことがなかったが、高校としては入学式から登校させたい意向で、準備を急いでいると伝えられた。話し合いでは高校側から、この他にもクールダウンルームを用意することや、集会への参加を最小限にする、私服での登校を認めるなど、たくさんの配慮の用意を伝えられた。保護者と本人からは細かな点について少し補足をしたに過ぎない。とにかくびっくりしたし、嬉しかった。「今まで９年間学校で勉強してこなかったので、目一杯の６年間（単位制高校のため）在籍してできるだけ高校の勉強をしたい」と本人から意向を伝えた。これらの配慮がなければ到底登校することは不可能だった。・教員６名と管理職で、配慮対応のチームが作られ、直接教科担当のない教員がハブとなって、保護者と毎日メールで連絡を取り合った。