神奈川県公立小学校
・計算ドリルをノートに書き写すことが難しい。 ・問題を書き写すだけで時間がかかりすぎて疲れてしまい、問題を解くところまで行きつかない。 ・毎日宿題だけで3時間ぐらいかかってしまう。
実施
小4 進級後最初の面談担任
小学校4年・計算ドリルの問題をノートに写すのは、母親が代筆する。 ・14マス目のノートを使用。
特になし
小学校4年・計算ドリルの問題だけを母親が代筆してノートに書き写す。 ・問題を解くのは本人。途中の筆算も本人が書く。 ・大きめのマス目のノートを使用。
・桁数の多い計算は、1頁に1問だけを書き写し、スペースに余裕を持たせて解くようにした。そのため、位を間違えずに計算することができ、正しい手順で計算する力が身についたと思います。 ・代筆によって、本人は問題を解くところから宿題を始めることができた。集中力が維持され、解ききることができた。学年相当の算数の力を伸ばすことができた。 ・宿題にかかる時間が短くなったので、自由な時間を持つことができるようになった。 ・宿題が早く終わるようになると、寝る時間も早くなり、必要な睡眠時間を確保できるようになった。朝もちゃんと起きられるようになりました。 ・仕事や介護等で、忙しい時期でもあったので、毎日の宿題に対応することは難しかった。そこで宿題が出る前に全ての問題を写しておくために、深夜に行わざるを得なかったので、問題文の代筆は正直かなり負担だった。学校がやってもらえると嬉しかった。
備考・マス目のノートに、スペースを持って問題を書き写したので、本人はとても解きやすかったみたいです。結構な問題量の宿題が出ても、1頁に数問しか書かなかったので、見た目の問題量に圧倒されず、抵抗感なく毎回サクサクと取 り組んでいました。 ・マス目のノートを使用することで、位を揃えて解くことや、定規を使わずにまっすぐの横線を書くことができるようになりました。 ・解くだけで疲れてしまった時には母親が丸付けや答え合わせをしてあげました。 ・自分で丸付けをするときは、母親が口頭で答えを言ってあげるようにしていました。 ・まちがった問題は、消してやり直すのではなく、新しくもう一度問題を書き写して解きなおすようにしていました。ノートの使用量は増えてしまったが、本人は「こんなにいっぱい問題を解いた!」という達成感があったようです。