東京都公立小学校
・国語などの文章の理解はできるが、10までの計算ができない ・九九は覚えられない 。このため算数の授業参加自体が難しい。
実施
小学校4年生の3学期担任、副担任
小学校4年・算数の授業時の計算機の使用。 ・授業内容に合わせて母が作ったプリント(教科書の計算問題を見やすい大きさにしたもの)を使用。
WISC,K-ABC
小学校4年・算数の授業時の計算機の使用。 ・授業内容に合わせて母が作ったプリント(教科書の計算問題を見やすい大きさに入力したもの)をノート代わりに使うことを許可。 ・計算機を使用し始めた様子を見て、先生からの提案でテストでの計算機の使用を許可される。
・計算機を使用する事で、授業中出来る事が増え、授業を聞く、問題を解く、等役割を持つ事が出来るようになった。 ・計算機の使用に慣れると母が用意したプリントを使用しなくなり、自身で工夫し授業を受けられるようになった。
備考既に4年生の2学期から学校でタブレットを使用しており、計算機の使用についても「計算が難しければ計算機で補えば良いので必要であれば使いましょう」と先生の受け入れはスムーズであった。 今回4年生時に計算機を導入し授業参加が出来るようになった変化には、 ①既にタブレットを導入し学習方法の工夫で出来る事が増える体験をしていた事。 ②計算機の使用について担任から「計算に困り事があるのであれば計算機を使って工夫しよう」と後押しを受けた事。 ③クラスメイトへの計算機使用についての説明が担任からあった事。 ④計算機を使用する事で授業参加が出来るようになり自信を持てた事。 以上4点があった影響が大きい。 この4点は、子どもが「良い変化」を感じ、それを受け入れる理解、雰囲気を感じられる事につながり、初めて子どもが代替案を受け入れ意欲に変化が起きると感じた。