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学校生活
個別、別室授業(音楽・体育・家庭科)
更新: 2020年7月19日
配慮が必要な分野
聞く感覚過敏

困難の状況

学校

神奈川県公立高等学校

困難の詳細

・全ての音が大きく聞こえるタイプの聴覚過敏で、他の感覚過敏に比べて脱力発作に直結するため注意が必要 ・特に、突然の大きな音(警笛、太鼓などの打撃音)ではその場で脱力する可能性もある

本人の意思表明
実施

申請・相談情報

相談した時期や相談先

合格発表当日副校長

申請時期・申請内容

高等学校1年・音や声が大きくなりがちな教科(音楽・体育・家庭科)について、必要に応じて個別、別室授業

申請時の添付書類

診断書,WISC4,聴覚過敏スコア(Khalfa et ai, 2002)の日本版 、聴覚検査、SISI検査

実施ステータス・時期

実施ステータス
学校の対応

高等学校1年・音や声が大きくなりがちな教科(音楽・体育・家庭科)について、必要に応じて個別、別室授業

備考

特記事項

・体育は、体育館で行う体育のみ別室。体育着の着用も免除された。 ・音楽と体育は加配の教員がついた。 ・家庭科は校内の教員で調整。 ・配慮にあたり、「本人からの言葉が一番だから」と副校長先生から依頼があり、本人の言葉で困難の説明を書き、その内容を副校長先生から教職員全員に周知してくれた。連絡担当の先生が、全校生徒の前で代読してくれた。

今後の展望・その他

備考・中学と高校の間で応報交換が比較的スムーズにできる環境にあったため、中学から高校に1年ほどかけて配慮の必要を伝えていた。合格発表の日に、保護者が高校側から声をかけられ、その日のうちに本人を交えた配慮の話し合いが持たれた。・小学校1年から中学3年までは配慮が整わず、ほとんど登校したことがなかったのだが、高校としては入学式から登校させたい意向で、準備を急いでいると伝えられた。・「今まで9年間学校で勉強してこなかったので、目一杯の6年間(単位制高校のため)在籍してできるだけ高校の勉強をしたい」と本人から意向を伝えた。・配慮がなければ到底登校することは不可能だった。・教員6名と管理職で、配慮対応のチームが作られ、直接教科担当のない教員がハブとなって、保護者と毎日メールで連絡を取り合った。