東京都公立中学校
文字の大きさを揃えたり、形を正確に書くなど、判読できる文字を書くことが困難。疲労で考えがまとまらなくなる。
実施
入学前3月中学学年主任と中学校長
中学校1年提出用ノートと自主学習ノート(宿題)の作成にPC使用
URAWSS,STRAW,KーABC,WISC,小学校での配慮の内容
中学校1年提出用ノート(国語と理科のみ)と自主学習ノート(宿題)の作成にPC使用
・相談後の入学前3月下旬に中学校で実施されるクラス分けテストの結果と、小学校から引き継がれた個別の教育支援計画をもとに、入学 前に、校長・副校長・学年主任(のちの担任)、生徒指導主任、副担任代表(のちの副担任)、養護教諭、母、本人の8名で校内委員会を開催し、PCをどのように使いたいのかなど、申請の内容について聞き取りがあった。
備考・小学校に提出した検査結果や小学校の個別の指導計画、個別の教育支援計画など全ての書類が中学に引き継がれたが、合意を得たのは、GW後だった。合意するまでは、自主学習ノートも授業のノートも、疲労困憊しつつも息子なりに必死に手で書いていた。・話し合いの過程では、拡大した原稿用紙に3時間かけて清書した手書きの作文と、PCで入力した作文の両方を提出したり、PCで作成した自主学習ノートを提出したりして、違いを理解してもらう事に努めた。学校との対話を良好に保っておくことが重要であると感じる。・PC使用の合意を得た後は、自前のプリンターを保健室に置いて必要な時にプリントアウトすることになった。・PCが壊れた時には保護者が負担すると伝えたことから、学校としてはハードルが低かったと思われる。・入学後は自己紹介でも自身のディスレクシアに触れるなど、本人から周囲への理解を求めた。