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学校生活
別室、パソコン、フォント、紙色変更、読み上げほか
更新: 2019年6月1日
配慮が必要な分野
読む書く聞く感覚過敏

困難の状況

学校

奈良県公立高等学校

困難の詳細

・書字に著しい困難がある。(困難の程度としては小2で学習する漢字で構成されている本人の名前を書き間違える。) ・カタカナは「ナ」「メ」など区別がつかず書くのが困難。 ・文字の大きさが安定せず、ときどき鏡文字が出現する。 ・読字は明朝体や教科書体だと文字が動くように見えて読みづらい。 ・1行が長すぎると、読み飛ばし、読み間違いが増加する。 ・長文読解問題などは問題文と本文の区別がつかず、問題を認識しづらい。 ・白い紙は眩しくて、文字が浮き上がって見える。

本人の意思表明
実施

申請・相談情報

相談した時期や相談先

高校入学前と入学後随時担任

申請時期・申請内容

高等学校1年・PCの使用(本人からパソコンやタブレットを使えば書けるので使いたいという申し出があった。) ・フォント、レイアウトの変更(使用するフォントはゴシック体やメイリオ体、UDフォントに変更してほしい。) ・問題用紙を藤色の紙に変更(白い紙は読みづらいので、藤色の紙を使用してほしい。) ・別室での受験 ・文字の崩れや乱れについては配慮する ・漢字を書けないので、書き取り問題を選択式か読み仮名を振る問題に変更してほしい。 ・問題文の読めない箇所については、回答に影響のない範囲で読んでほしい。

申請時の添付書類

【中学校からの引継ぎ書類】・定期テストのサンプル ・文字の崩れや誤字脱字の評価に対する配慮 ・定期テストでの配慮の内容・ 提出物への配慮 【入学後に個人的に提出した書類】・K-ABCⅡ・その他の検査の結果と診断書・配慮して欲しいこと

実施ステータス・時期

実施ステータス
学校の対応

高等学校1年・PCを使用して解答(数学以外の全教科)・フォント、レイアウトの変更・問題用紙を藤色の紙に変更・別室での受験・文字の崩れや乱れについては配慮する。・読み上げは指定した部分を試験官が口答で読み上げてくれる。・漢字の書き取り問題を選択式問題に変更。

備考

特記事項

フォントや問題文を見やすく工夫してくれていたので、読み上げは実際使ったことはないそうです。 高校に入学後はほとんどの場合、本人と担任との間でやりとりされており、校内での会議を経て決定したことだけが保護者に連絡されます。

今後の展望・その他

備考入試時の配慮については、入学後の定期テストでもそのまま引き継ぐ形でした。 入学後に出てきた不具合についてはその都度本人からの要請で検討される流れです。