神奈川県公立高等学校
・答えがわかり、内容を理解していても、文字にしようとすると、文字を思い浮かべている間にどんな文章を書こうとしていたのかも分からなくなる。・ひらがな、カタカナ、漢字、英文字は正確に書けない。・数字は大きさを揃えて書くことが苦手。・書くと疲弊する。
実施
合格発表当日副校長
高等学校1年タブレットでノートテイク
診断書,WISC
高等学校1年タブレットでノートテイク
配慮にあたり、「本人からの言葉が一番だから」と副校長先生から依頼があり、本人の言葉で困難の説明を 書き、その内容を副校長先生から教職員全員に周知してくれた。連絡担当の先生が、全校生徒の前で代読してくれた。
備考・中学と高校の間で応報交換が比較的スムーズにできる環境にあったため、中学から高校に1年ほどかけて配慮の必要を伝えていた。合格発表の日に、保護者が高校側から声をかけられ、その日のうちに本人を交えた配慮の話し合いが持たれた。・小学校1年から中学3年までは配慮が整わず、ほとんど登校したことがなかったのだが、高校としては入学式から登校させたい意向で、準備を急いでいると伝えられた。・「今まで9年間学校で勉強してこなかったので、目一杯の6年間(単位制高校のため)在籍してできるだけ高校の勉強をしたい」と本人から意向を伝えた。・配慮がなければ到底登校することは不可能だった。・教員6名と管理職で、配慮対応のチームが作られ、直接教科担当のない教員がハブとなって、保護者と毎日メールで連絡を取り合った。